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軽井沢鶴溜の家
Villa in Tsurudamari
2010-07-27
尾根に建つ別荘

敷地は馬の背状の尾根に位置し、南北と東に対して完全に開けた眺望を得られる場所にあります. 平らな部分はほとんどないため、車が敷地へと上るルートや駐車可能な位置などを考慮しつつ、傾斜面を利用しながらいかにして各階を積み重ねて最上階で広い平面を得られるかということを考えて配置計画を定めました.

建主はインキュベート的に事業を育てていくことを仕事としており、多忙な日々の合間にこの別荘で週末を過ごしたいという希望がありました. そこに求められたのは、家族のひとりひとりが自分の好きなことと向き合いながらも、家族同士が緩やかに繋がっているような空間でした。かつ仕事繋がりの友人たちが集まることも可能な許容力も必要とされました.

建物は東西方向に長い長方形平面で、その中に小さなヴォリュームをリズミカルに配置して空間を分節、リビングとダイニングの空間が緩やかに繋がっていくよう計画しています. この小さなヴォリュームは外壁と同じスギ材で覆われ、かつその開口は最小限必要なものだけが開けられています. これらによって分節された各空間には、南北面のそれぞれに大きな開口部を計画し、すべてのサッシを開ききると、バーチの同材で仕上げた床と天井の間には自然と一体の空間が現れます. 緩やかな空間の分節によって、家族それぞれが自分の好きな場所にて自然を愉しむ。そんな家族皆の道具となるような住宅であればよいと考えています.

でき上がった建築に立って感じたのは「風のかたち」です. 建物の中を南北の風が優しく行き交う様を見て、尾根の建築には尾根のための作法があるということを強く思った住宅です.


This is the house for the weekend. A client needed a second house as a place to spend a good time with his family and also friends. Its concept is to manage a good balance between public space where to be hold a reception and comfortable private space even when the visitors are there.

The lot is located at a ridge mountain like a back of a horse and the open view spread out to south-north and east. However, there is few flat ground for preparing park a lot and the path leads to the house. The most important thing is how to solve this difference in altitude.

Two small cubicles with the function in the living room are designed like a column for supporting the ceiling and even the floor, which are made by the same texture. These are covered by the same wood, Japanese cedar, as the exterior wall and there is the minimum size opening. All rest of wall of the house is glass window.

To open every window allows the room to merge into its surrounding nature. What the important to construct with its environment is that “to design a place” instead of “to design architecture”.

Location: Karuizawa, Nagano
Category: Residential








所在地:長野県北佐久郡軽井沢町
用途:別荘
建築設計:遠藤克彦建築研究所
構造設計:長坂設計工舎
敷地面積:6509㎡
建築面積:179.45㎡
延床面積:256.32㎡
構造:混構造(RC造、木造)
規模:地上2階
施工:笹沢建設株式会社
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